私たちは、日々の生活を送る中で家族・友人・会社の同僚・部下など、たくさんの人との関りがありますよね。
その中で、いろいろな事をお願いしたり、お願いされたり、お互いに助け合いながら生活している訳ですが、例えば、生活の中でこんな事はないでしょうか?
子供が言う事をきかない。
部下に仕事をお願いしたが、思うように仕事をしてくれない。
私もどうしたら良くなるのか、また改善できるのか考えていました。そんな中で最近読んだ本に、とてもためになる事が書いてありました。
今回は、そこでの気づきや学びを、お話しさせていただきます。
この記事を読んでもらえれば、「人を動かす」秘訣がわかります。
ビジネスや子育てなどに役立つ情報となっていますので、是非、読んでみてください。
「人を動かす」秘訣とは
では、どうすれば?言う事をきかない子供や、仕事をしてくれない部下が、思うように動いてくれるようになるのか?
それは
「人を動かす秘訣は、この世の中に、ただ1つしかない。それは、自ら動きたくなる気持ちを起こさせること。これが秘訣だ。」
出典元:D・カーネギー 人を動かす
まさに、その通りだとおもいませんか。
人には、健康と長寿・食物・睡眠・金銭・来世の命・性欲の満足・子孫の繁栄などのいくつもの欲求があります。
その欲求の中の「自己の重要感」を与える事で、自ら動きたくなる気持ちを起こす事ができます。
つまり、自己の重要感を与え満たしてあげる事で、今まで言う事をきかなかった子供や、仕事をしてくれなかった部下も、こちらがお願いした事だけではなく、自ら考え動いてくれるようになるのです。
もし、これが本当にできるならどうですか?うれしくないですか?
これができれば、あなただけではなく、相手もうれしいはずです。
それでは、次に本質となる自己の重要感についてお話していきます。
自己の重要感とは
では、自己の重要感とはいったいなんなのでしょうか。
自己の重要感=承認欲求(人に認められたい)や重要人物になりたい欲求(偉くなりたい、重要な存在でありたい)
これを満たしてあげる事が重要です。
例えば日々の生活の中でこんな事はありませんか?
子供が学校から良い成績を持ってきて帰ってきても褒める事をしない、はじめて料理を作ってくれたり、掃除を手伝ってくれたりしても、励ましの言葉をかけることもしない。
これでは、子供からしたら、どんなに頑張っても認められたいという欲求=自己の重要感が満たされない状態です。
これをしていては、自ら行動した事に対して欲求が満たされないため、自ら行動する意欲もなくなります。更に、頼まれた事に対しても、どうせ認められないとわかっているので、言う事をききません。
子供にとっては、親愛なる親が示してくれる関心や、賞賛の言葉ほど嬉しい事はなく、最高に自己の重要感を満たしてくれます。
確かに自分が小さい時の事を思い出すと、その通りだと感じます。
今度はビジネスの場面ではどうでしょうか。
あなたは、部下に対して思うように動いてくれないからイライラして怒ってしまったり、適当にあしらった対応をしていませんか?
仕事の場面で思うように仕事をしてくれない部下には、批判や怒るのではなく、先ずは相手の長所を考える必要があります。
日々の仕事の中で、大きい小さいに関わらず、良い仕事・成果をだしてくれている事があると思います。
そのような時、また気づいた時に、他の人の前で褒めることで承認欲求が満たされ、それを繰り返す事で自己の重要感が満たされ、自分は重要な存在だと思うようになり、自ら動いてくれるようになるのです。
こちらが相手に何かを求めるのならば、あなたも相手に何かを与えれあげなければなりませんよね。
であれば、あなたが相手の自己の重要感を満たしてあげてください。
ただ褒めるだけではダメ!
褒めると言っても、口先だけの褒め言葉では意味がない。
口先だけの褒め言葉は、お世辞やごきげんとりの言葉となり、これでは全く効果がない。
本当に大切なのは、率直で、偽物ではない本心からでる褒め言葉。
つまり、相手の自己評価にあった言葉を、深い思いやりと感謝の気持ちを込めて伝える事が重要。
これこそが人を動かす秘訣です。
まとめ
私もそうですが、あなたも人から褒められたり、認められれば、とても嬉しい気持ちになりますよね。そして心も豊かになるはずです。
相手に求めるだけではなく、相手に与える事を意識して行動する事で、相手はあなたの為に動いてくれます。
今回、私が読んだ本の中に、こんな事も書いてありました。
心から賛成し、惜しみなく賛辞を与えよう。相手は、それを、心の奥深くにしまい込んで、終生忘れないだろう。
与えた本人が忘れても、受けた相手は、いつまでも忘れないで慈しむだろう。出典元:D・カーネギー 人を動かす
これこそ素晴らしい考えだと私は思います。そして、これを意識し行動していこうと思います。
あなたも、これを意識し日々の生活に取り入れ行動してみてください。きっと、あなたのまわりには人が集まり、あなたのまわりの人も豊かになるはずです。
今回、私が気付きや学びを得た本は下記になります。私が話した内容は、全体の中のほんの一部であり、他にもたくさんの学びや得るものがあります。
私はこの本に出会い、仕事もプライベートも良くなりました。
特に仕事での人間関係が良好になり、思うように仕事ができるようになったことで、成績も上がり結果を残す事ができました。
是非、あなたも1冊は持っておいて損はありません。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。