もしくは、良くわからないままお部屋を探してはいませんか?
今回は、そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- アパートとマンションの違いについて
- アパートとマンションそれぞれのメリットとデメリット
- 違いを理解したうえでの、お部屋探しのコツ
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、賃貸不動産総合管理会社に 10年以上、勤務しており その経験から記載しております。
お部屋を探そうと思うと、インターネットやアプリを利用して探してみたり、不動産会社に行って探してもらったりすると思いますが、お部屋探しをする時に、そもそもアパートとマンションの違い?もしくは、何をもってアパート?マンション?なのかご存じでしょうか?
これを知っておくだけでも、今後のお部屋探しが効率的に探せるだけではなく、自分に合ったお部屋を見つける事ができます。
なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
アパートとマンションの違いについて
意外と知らない方も多いかと思いまが、アパートとマンションの違いは
結論からいうと『構造』です!
アパートに分類されるのが、「木造」と「軽量鉄骨造」
マンションに分類されるのが、「鉄骨造」と「鉄筋コンクリート造」、「鉄骨鉄筋コンクリート造」となります。
また、アパートは2,3階建ての低層階の建物が多く、マンションは4階建てや、高層階の建物になります。理由としては、アパートは構造上、高い建物を建てるのが困難だからです。
想像してみてください。木造で8階建ての建物って、強度的に大丈夫なのか?むしろ怖いですよね。地震がきたら、すぐに倒壊してしまいそうです。なので、4階建て以上の建物を建てる場合は、鉄筋コンクリート造のようなしっかりした材料・構造で建てているからになるのです。
アパートとマンションそれぞれのメリットとデメリット
アパートとマンション、どちらに住みたいかと質問したら、殆どの方がマンションと答えるでしょう。しかし、それぞれメリットとデメリットがあり、それを覚えておく事で、アパートの方が、自分の希望に合っているという事もあります。
上記の表を見ていただくと、木造や軽量鉄骨造の方(アパート)が建築コストが安いのがわかります。なので、その分賃料が安くなります。逆に、鉄骨造や鉄筋コンクリート造(マンション)は建築コストが高いので、賃料も高くなるという訳です。
たとえば、東京都内で同じ間取り、同じ築年数の物件をアパートとマンションで比較すると5,000円から10,000円ぐらい賃料が変わってきます!
今度は、遮音性で比較すると壁の厚さや材質の違いで、木造や軽量鉄骨造の方が遮音性は低く、逆に、鉄骨造や鉄筋コンクリート造(マンション)は遮音性が高いので、マンションの方が騒音の問題は軽減されます。私も木造の賃貸に住んだ事がありますが、隣人の生活スタイルで音の聞こえ方は全然違いました。
最初の入居者は静かに暮らしてくれてたので、ほとんど音は気になりませんでしたが、次に入居した方は荒い性格なのか扉を閉める音やTVの音も大きく、けっこう気になりはしました。鉄筋コンクリート造に住んでた時の方が音は気にならなかったですね。もちろん、鉄筋コンクリート造でも共同住宅ですから全く音がしないことはないです。
・賃料が安い
・同じ金額でマンションよりも、広く、新しい物件に住める。
デメリット
・遮音性が低い
・外気に影響されやすい。外が寒いと、部屋もすぐ寒くなる。
・遮音性に優れている
・外気に影響されづらい。
外が寒くても、一度お部屋が暖まってしまえば、そのまま暖かい
・建物の強度があるため安心
・エレベータなど、付加価値の付いた物件がある
デメリット
・賃料が高い
・部屋に梁が多い
なので、仮に予算80,000円でお部屋を探した場合、音の問題が気にならない方であれば、アパートでお部屋を探した方がマンションを借りるよりも、お部屋が広く、築年数の新しい物件に住める事になるのです。逆に、音の問題が気になってしまうという方は、初めからマンションに絞って探された方が効率的という訳です。
違いを理解したうえでの、お部屋探しのコツ
それでは、これまでお話しした内容をもとにお部屋探しのコツをお伝えします。
まず、アパートのデメリットは音の問題とお話しましたが、これを少しでも軽減できたとしたらいかがでしょうか?デメリットが軽減されるので、アパートの物件に対する不安も少しは解消され希望に近い物件が見つけられるはずです。
では、音の問題を軽減させるお部屋探しのコツですが、それは最上階の角部屋をお部屋を探す事です。最上階・角部屋であれば、上階からの騒音がなくなり、隣接しているお部屋も片方しかないため、音の問題がかなり軽減できます。
本来であれば上下階、左右の騒音を気にしなければないですが、最上階・角部屋であれば、気にする必要がなくなるのです。それに角部屋のお部屋には更にメリットがあり、中部屋のお部屋と違って採光面(窓)が多く、お部屋が明るくなるので、日当たりを気にされる方にもオススメです。
また、中部屋の場合でも隣接しているお部屋の間取り次第では音を軽減できるケースもあります。下の間取りを見てもらえればわかりますが、隣接しているお部屋の部分が収納と水回りなので、隣の方の生活音が聞こえづらい設計になってます。騒音問題で一番気になるのは、隣の人の騒ぎ声やTVの音などです。
でも、この間取りならそう言った騒音問題も軽減されます。1部屋だけの間取りを見るとわからないことも、建物全体の間取りを見ることでわかる事もあります。なので、不動産屋に行って物件を探す際は、建物全体の間取りや建築図面を見せてもらうのも。良い方法です。ぜひ、覚えておいてください。
こんどはマンションの場合になりますが、マンションタイプの場合はメリットが多く住みたいと思う方が多いのではないでしょうか。唯一、アパートに比べ賃料が高いといったところが懸念点だと思います。正直、お部屋を借りる際、優良物件であれば賃料を下げる事は難しいので、賃料減額を前提にお部屋探しする事はオススメできません。
むしろ、私がマンションに住むなら、その物件・お部屋をの付加価値がなんなのかを見て、賃料以上のメリットが受けられるかを重要視します。たとえば、世帯数の多いマンションであれば、オートロック、防犯カメラ、宅配BOXが付いている所が多く、更に24時間ゴミ出しも可能な事が多いです。
私の経験上、24時間でゴミが出せる事はめちゃめちゃ便利でした。通常であれば、ゴミ出しの方法は、当日の朝に曜日毎に決められたゴミを集積場所もしくは、建物のゴミストッカーに出さなければなりません。なので、例えば燃えないゴミの日が毎週水曜日なのであれば、その日までゴミをお部屋の何処かに保管しておかなければなりませんが、24時間ゴミ出し可能な物件であれば、建物1階にゴミ集積場があり、24時間いつでもその場所にゴミを分別して捨てる事が可能です。]
ゴミの収集に関しては、管理人もしくはゴミ回収車の人が、その曜日のゴミを回収してくれる仕組みです。夏場とかに生ゴミを溜めないで済みますし、かさばる段ボールもすぐに捨てられるので、一度利用してしまうと次の引越しでもこの条件を必須にされる方も多いです。私の場合も、マンションから戸建てに引越した時は、このゴミし問題に苦労し、24時間ゴミ出しのありがたさを改めて実感しました。
あとは、アパートと違い音の問題も軽減されますし、マンションであれば高い建物が建てられるので、眺望の良さや日当たりの良さも確保できます。
なので、マンションの場合は、アパートでは得られない価値を、多少高い賃料を払ってでも対価を得る為だと思っておく事で、気持ちがブレる事なく希望に近いお部屋を探す事ができるのです。
まとめ
お部屋探しをするうえで、アパートとマンションの違いやメリット・デメリットを知っておく事はとても重要です。これを理解しているだけで、自分が求めている物件はなんなのかが、より具体的にわかってきます。
・アパートでも間取り次第で、騒音は軽減できる(1棟図面や建築図を見せてもらう)
・マンションは賃料が高いが、付加価値がアパートよりも多い
・アパートでもいいのか、マンションじゃなきゃダメなのか、自分の希望を明確化する
上記の重要なポイントをしっかりと整理し、覚えておくことで、これからの部屋探しに必ず役立ちます。
他にも、お部屋探しに役立つ情報を発信しますので、何か質問等あればお気軽にコメントをお願い致します。
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