少しでもお得になる方法ってあるんですか?
そんな悩みを解決します。
これから引っ越しを考えている、あなたに!結論から言ってしまうと、お部屋を決めた時に支払う初期費用の金額は…
目安として賃料の6ヶ月分が必要
そんなにお金がかかるの!?と思ったかもしれませんが、相場ではこれくらい掛かるのが現状です。
寝るだけの部屋で、条件や設備は何もこだわらず、とにかく安く借りたいという人には当てはまりませんが、安心して住める部屋を借りるには、賃料の6ヶ月分は必要になります。
では、なぜこれだけの費用がかかるのでしょうか?
これから一人暮らしを始めようと考えている人や、彼氏・彼女と同棲をしたいなと考えている方など、初期費用について解りやすく解説していきます。
また最後の方には、初期費用を抑えるポイントも記載しているので、参考にしてみてください。
最初に掛かる費用と項目
敷金
貸主への預け金です。目的としては、あなたが(借主)が家賃滞納した場合の担保や、タバコのヤニ・臭い、飼育ペットによるキズや臭いなどの、あなたの(借主)故意や過失によって修理が必要な場合の修理費として利用します。退去時に戻ってくるお金ですが、修理費用がある場合は、原則、敷金から差し引いて残った分が返ってきます。
礼金
貸主であるオーナーさんに対して、お礼の意味として支払うものです。敷金と違って、退去時に返金されないお金となります。
前家賃と前管理費
殆どの場合、家賃の支払いに関しては前払いが多く、翌月の家賃を当月の末日までに支払う必要があります。これを前家賃となります。
イメージとしては、9月末日までに、10月分の貸主に支払う感じです。
火災・家財保険
あなたの(借主)の家具・家電を災害などから守る保険です。さらに、あなたが(借主)が火事や水漏れを起こしてしまって、貸主や隣人に損害を加えてしまった場合に、損害賠償金の支払いとして1,000万円~2,000万円が支払われる、自分を守る保険です。
保険会社によって金額は異なりますが、保険料の目安としては、2年間分で15,000円から20,000円ぐらい。
保証会社
お部屋を借りるには連帯保証人が必要と思っている人が多いですが、最近は、連帯保証人を立てずに、保証料を支払って賃貸保証会社(家賃保証会社)への加入を必須にしている物件が増えています。
保証会社によって金額は異なりますが、目安としては、初回時に総賃料の50%で更新時に1万円の費用がかかります。
鍵交換費用
セキュリティーの面から、新しい入居者が決まると鍵を新しい物に交換します。退去時に支払う後払いのケースもありますが、ほとんどが前払いです。
費用としては、15,000円から30,000円ぐらいです。
仲介手数料
お部屋を紹介してくれた仲介会社や管理会社に支払う手数料。
金額の目安は賃料の0.5ヶ月~1ヶ月+税
その他費用
24時間サポートや害虫駆除など、物件よって異なりますが、上記いがいに追加される費用です。
タイプ別、初期費用の参考事例
それでは、一人暮らしを想定した場合と、これから同棲を始める2人暮らしの場合と、それぞれの初期費用について算出してみます。
例
一人暮らし(1K)
条件:家賃60,000円 管理費3,000円 敷金1ヶ月 礼金1ヶ月
2人暮らし(1LDK)
条件:家賃120,000円 管理費4,000円 敷金1ヶ月 礼金1ヶ月
一人暮らしの場合 | 2人暮らしの場合 | |
敷金 | 60,000円 | 120,000円 |
礼金 | 60,000円 | 120,000円 |
前家賃 | 60,000円 | 120,000円 |
前管理費 | 3,000円 | 4,000円 |
火災・家財保険 | 18,000円 | 18,000円 |
保証会社 | 31,500円 | 62,000円 |
鍵交換費用 | 22,000円 | 22,000円 |
仲介手数料(1ヶ月+税) | 66,000円 | 132,000円 |
その他費用 | 16,500円 | 16,500円 |
合計 | 337,000円 | 614,500円 |
いかがでしょうか。
合計金額をそれぞれ見てみると、賃料の約6ヶ月分が費用として算出されていますよね!
だいたい敷金1ヶ月、礼金1ヶ月が相場なので、初期費用の目安が賃料6ヶ月になりますが、例えば、礼金がない物件であれば、約5ヶ月になりますし、仲介手数料が0.5ヶ月+税で礼金なしの物件であれば、約4.5ヶ月になります。
先ずは、初期費用の目安として賃料の約6ヶ月分を覚えておきましょう。
意外と知らいない落とし穴
仲介手数料割引のからくり
この物件は、いまだけ仲介手数料割引です!や無料ですよ!と言われると、とてもお得に感じます。
でも、なんで仲介手数料が割引や無料にできるかわかりますか?不動産屋は仲介手数料が収益になるのに、無料にしたら利益なしでタダ働きになるだけです。
実は、これには理由があって、「消臭消毒サービス」「防カビ加工」「24時間駆けつけサポート」「害虫駆除」などの付帯サービスを追加して、収益を得ているからです。
初期費用の項目にあった、その他費用に該当しますが、この付帯サービスの一部が不動産屋の収益になっており、物件の申込条件として強制的に加入させられます。
仮に仲介手数料が半額になって数万円安くなったとしても、消臭消毒サービス」「防カビ加工」で、それぞれ16,000円前後請求されれば、割引かれた金額より高いなんて事もあり得ます。
仲介手数料割引や無料で、初期費用が抑えられるからと言って物件を決めてしまうのはあまりおすすめしません。
無駄に追加費用がかかり、初期費用が高い事もあるので、申込む前に、必ず見積書をもらって、本当に初期費用が安いかを必ず確認してください。
礼金なしには理由がある
礼金は貸主であるオーナーさんに対して、お礼として支払うお金で、退去時に戻ってきませんから、できる事なら払いたくないと思いますよね。
実際、私もそう思います。
では、なぜ礼金がなしになるかについてですが、結論から言うと、礼金をなしにしないと物件が決まらないからです。
本来ならオーナーさんも礼金はもらいたいはずですが、賃料が高かったり、建物が古かったりして、お部屋が決まらないと条件を緩和するしかありません。
オーナーさんもローンの返済があるので、お部屋を長期的に空けておきたくないので、お部屋が決まらない場合に礼金を1ヶ月からなしに条件を緩和するケースが良くあります。
注意!!ただ、礼金がないからといってお得な訳ではありません。
私の経験上、ここで注意して欲しいのが、礼金がなしの物件はオーナーさんが早く決めて欲しいから条件を緩和している=早く決まらないと困る事につながります。
この場合、オーナーさんの中には金銭的に苦しい状況で、お部屋を早く決めて家賃をもらわないと、ローンの返済が出来ない、お部屋の維持管理が出来ないない、住んでみたら、どこも修理してくれない、退去時に修繕費を多く請求されたなど、トラブル繋がる事があります。
逆に金銭的に余裕があるオーナーさまは、すぐに決まらなくて問題がないので、礼金を下げる事はあまりしません。
礼金なしは、最初はお得かもしれませんが、あとから思いもよらぬ事があるかもしれないので、注意も必要です。
敷金なしはおすすめできない
敷金なしはおすすめしません。
なぜなら、敷金を預けておかないと退去時にお金がかかるからです。
通常、退去時にはクリーニング費用と修繕費を払わなければなりません。
※修繕費は、故意や過失によって修繕が必要な場合にのみ発生する費用です。
敷金を預けておけば、敷金からこの費用を差し引いて残りが戻って来きますが、敷金を預けてないと、退去時に何万と請求されます。
新しい引越し先が決まって、初期費用を何十万と払ったあとに、今まで住んでいたところから、退去時に何万円も請求されたら、出費が大きくなり大変ですよね。
また、敷金がなしでも、初期費用支払い時にクリーニング費用を先に支払うケースも多いので、結局、初期費用が安くなっていない事もあります。
まぁ、不動産屋からしたら、敷金なしの方がお得感がアピールできて、問い合わせも増えますからね。
私の場合は必ず敷金1ヶ月以上預けて、退去時にお金が戻って来るようにしています。
その方が、お金が増えた気がして良くないですか!?
初期費用を抑えるポイント
キャンペーンをうまく利用する
安くお部屋を探したい方は、スモッカというサイトを利用してみてください。
このサイトは、スモッカ内で検索し、お問い合わせしたお部屋で契約すると、数万円のお金が戻って来る、キャッシュバックキャンペーンを良くやっています。
結構、いい金額なので参考にしてみてください。
※時期によって内容が異なったり、やっていない事もあるので注意ください。
また、不動産屋によってもキャンペーンを行っているところも多く、家電プレゼントやポケットWifiプレゼントなど、お得な情報を上手く活用するのも良い方法です。
時期をねらって探す
1月~3月は不動産にとっては繁忙期となり、一年で一番忙しく、交渉や礼金が安くなることはありません。
逆に5月~8月は閑散期で、引越しする人が少なくなる為、オーナーさんもこの時期は、交渉を受けてくれたり、礼金が下がっている事が多い時期になります。
こういった物件が安くなる時期を狙うのも効果的です。
1年を通して、いつ探すのが良いのかをまとめた記事があるので、併せて確認しておいてください。
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まとめ
初期費用としての目安は、賃料の6ヶ月分と覚えておいて、引っ越しまでにそのお金をきちんと貯めておきましょう。
引っ越しが決まれば、家具・家電など更に費用が掛かります。
出来る限りお金には余裕を持ち、引っ越し後の新生活が豊かになるようにしてください。
また、敷金0、礼金0の物件は初期費用が安く、とても魅力的に感じますが、それなりの理由があります。
最初は良いかもしれませんが、住んでから大変な思いをしては、引っ越しをした意味がありません。
引っ越しは生活を豊かにするための投資なので、安さだけに囚われず、しっかりとその物件の良さを見極める事が大切です。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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