早すぎても、遅すぎても良くないきがします。
探す時期によっても違いがあるので、一緒に学んでいきましょう!
探し始めるタイミングと、探す時期の違いを覚えておくだけで、無駄な探す手間が省け、効率よく探す事ができるので、よりスムーズに良い物件を探す事ができます。
本記事の内容
- いつからお部屋探しを始めるべきか
- 探す時期によっての違いを解説
- 押さえておきたい!お部屋探しのポイント
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、賃貸不動産総合管理会社に 10年以上、勤務しており その経験から記載しております。
いつからお部屋探しを始めるべきか
タイプ別、お部屋探しのタイミングはこれ!
- 単身者(シングル)の方は、1.5カ月前から探すのがベスト!
- 同棲(ディンクス)や家族(ファミリー)は、2カ月前から探すのがベスト!
- 新築に住みたい方は、3ヶ月前から探すのがベスト!
お部屋探しは、これからの住まいを決めるので「こんなお部屋に住みたい」、「こんな生活がしてみたい」など、希望や憧れだったりから、ワクワク・ドキドキしますよね。
だからこそ、ついつい早く探してしまいがち。とくに初めてお部屋探しされる方は、この状況になりやすいです。
実は、あまり早くお部屋を探しても良い事はないんです。それはなぜか?
それを解説していきましょう!
お部屋探しの前にこれは必ず覚えておくべき事
お部屋探しをする際、住みたいお部屋が決まった、「ここに住みたい!」となった場合、すぐに住めるものではありません。
この部屋が気に入ったから、今日お申込みをして、来週から住みたいです。〇〇日後から住みたいですと言っても、住めるものではなく、住むための手順・流れがるのです。
この手順を終えて、初めて希望のお部屋に住むことが出来るので、とくに初めてお部屋探しされる方は、この手順・流れがある事を覚えておいてください!
では、お部屋を決めて、住むまでの手順・流れを解説します。
まず、簡単な流れはこちらです↓↓
- お申込み
住みたいお部屋が決まったら、まずお申込み手続きを行います。入居申込書を書いて、住みたいという意思表示をし、お部屋を確保してもらう作業です。
※この時、身分証明書がないと、お部屋を確保できないケースもあるので、必ず身分証明書は持参していきましょう。(身分証明書=運転免許証、保険証、パスポートなど)関連記事悩んでる人 お部屋を借りる時、自分の収入に対して賃料はいくらぐらいで探すのが適正なの?また、どれくらいの賃料まで借りられるの? こんなお悩みを解決します。 お部屋探しをする際、あなたが良いと思った物件が[…]
- 審査
申込をした人が、実際にこの部屋に住めるのかを審査する作業。
管理会社及び家主様が、入居希望者を総合的に判断し、問題ないかを審査しています。なので、申込だ物件に必ずしも住めるとは限りません。
※審査については、別記事で詳しく説明します。 - 契約
審査が無事通った後、貸主と借主との間で契約手続きを行います。管理会社にて、建物の詳しい説明、契約内容を説明してもらい、契約書に署名・捺印をする作業。
現在、ITの技術が向上し、不動産業界でもオンラインによる手続きが可能になってきてます。管理会社によって可否はありますが、今後は非接触での対応も普及してくるでしょう。 - 引越し(鍵渡し)
おめでとうございます!これで、やっとお引越しができます!契約開始日の前日に鍵をもらい、いざ引越しへ!新生活の始まりですね!楽しみましょう!
こちらが簡単な流れになります。ちなみに、①お申込みから④引越し可能までの工程期間は、おおよそ10日~2週間となります。
そして、この工程期間の10日~2週間が次に説明する、お部屋探しのタイミングに、とても重要になってくるのです!
結論!なぜ、タイミングが重要なのか!
先程、工程時期を説明しましたが、今度は、お部屋を探しを始めてからの手順・流れを説明します。
お部屋探しを始めようと思い立ったら、まずネットのお部屋探しサイトや携帯アプリで希望の条件を入力し、物件を探し始めると思います。
その後、気になる物件が見つかれば、問い合わせをして、お部屋を見る手配をするのがだいたいの流れになります。
これをカレンダーに落とし込むと解りやすいので、確認してみましょう。
落とし込んでみるとこんな感じです。
これを見ると、お部屋を探し始めてから引越しまで、早いと1ヶ月程で完了する事がわかります。
カレンダーには内見(お部屋の見学)が2週(土・日)確保してますが、1回目に不動産屋に行って、いいお部屋が見つからなかった場合もあるので、翌週、再度お部屋探し用に日程を確保してあります。
※1回目でいいお部屋が見つかれば、1週間予定が短くなる流れです。
そうすると、半年や3ヶ月前から探しても、早すぎる事がわかったかと思います。なので、もしあなたが、単身者で4月に引越しを考えているのであれば、1.5カ月前の2月中旬頃から探し始めるがベストになるのです。
注意!よく、入居希望者から聞かれる事があります!
お部屋が見れる(内見)できるという事は、前の入居者はすでに退去済みで、住める状態になっているという事です。※クリーニング中でも見れるお部屋もあります。
つまり何が言いたいかと言うと、お部屋を貸す家主様からすると、お部屋が見れる(内見)物件=家賃が入って来ないお部屋になります。
家主様としては、家賃が入って来ないとローンの返済や日々の生活もあるので、早く良い人に入ってもらいたいと思っています。
もし、あなたが家主様の立場だとしたら、賃料10万円のお部屋を2カ月や3ヶ月も空けておきたいと思いますか?3ヶ月空けば、年間30万円の収入減ですよね。
そうすると、あなたがお部屋に申込をして、2か月後に住みたいですと言っても、家主様は先程説明した通り、そこまで空けておきたくないのが本音ですから、早く住んでくれる別の方にして欲しいとか、もう少し早く住んで欲しいと言われてしまうのです。
なので、仮にあなたが4月に引越ししたいと考えてた場合、3ヶ月前の1月1週目からお部屋探しを開始したとします。そうすると、どうなるか?
ネットでよいお部屋が見つかったので、不動産屋に問い合わせをし、内見の手配をします。週末にお部屋を見て、とても気に入ったお部屋が見つかったので、お申込みをその日にしました。
お申込みから引越しまでの工程期間は10日~2週間と不動産屋さんから説明されますが、あなたの希望は4月の引越し希望なので、家主様へ交渉して欲しいと依頼しました。
ですが、家主様からの返答は、そこまでお部屋を空けておきたくないで、延ばせても2月の中旬までか、もしくは別の早く住んでくれる方にして欲しいとの返答。
そうなると、あなたの対応としては、2月中旬から家賃を払って契約するか、気に入った物件を諦める事しかできません。
もし、ここであなたが諦める決断をし、再度時期を改めて探した場合、あなたは以前に気に入った物件が心に残ってしまっているため、次お部屋を探す際は、以前気に入った物件と同じか、それを超える物件しか気にいらないはずです。
どうしても4月に引越さなければならない場合、良い物件が見つからなければ妥協して住まなければならなくなります。それで果たして、引越し後に気持ち良く新生活を送れるでしょうか?
なので、お部屋を探すタイミングが重要になってくる訳です!
それに、早く探しすぎても時間や労力がとられるだけなので、おすすめできませんし、中には沢山お部屋を見すぎて、何が何だか分からなくなる方も多いので、適切なタイミングで効率よくお部屋探しをしていきましょう!
実際、お部屋を決めるのが目標ではなく、引越し後の豊かな生活を送ることが目標だと言う事を忘れないでください!
タイプ別でタイミングが違う理由
では、なぜ?タイプ別でタイミングが違うのか解説していきましょう!
- 単身者(シングル)の方は、1.5カ月前から探すのがベスト!
決定権が自分なので、物件決定がすぐにできます!なので、先程から説明した通りの流れで対応が可能な為。 - 同棲(ディンクス)や家族(ファミリー)は、2カ月前から探すのがベスト!
2人や家族でお部屋を探すとなると、お互いの希望や条件、妥協できる点・できない点が違ってくるため、物件決定まで話し合いや検討などで時間が必要なるケースが殆どです。なので、単身者と違い物件選定に多少時間を多く取る必要がある為です。 - 新築に住みたい方は、3ヶ月前から探すのがベスト!
管理会社にもよりますが。新築の募集が開始されるのがおおよそ、完成の3ヶ月前からになります。新築物件は人気な事もあり、完成時にはすべてお申込みが入っている事が殆どです。4月完成の新築があった場合、1.5カ月前に探して見つけたとしても、気に入ったお部屋が空いているとは限らないので、早めに探しておくことで、好きなお部屋を選ぶ事も可能になる為です。
※新築の場合、先行契約と先行申込みががあります。ここは、注意すべき点です。
別記事で説明いたします。関連記事新築や退去していない空き予定の物件を気に入ったけど、正直、お部屋を見ないで決めるのは怖い。そんな時はどうしたら良いの? その悩み、私が解決します! お部屋探を始めて、気に入った物件に問い合わせをしたら、新築や空[…]
いかがだったでしょうか?引越しするタイミングは、人それぞれですが、多くは生活の変化によつて起きると思います。
大学への進学や新社会人の就職、他には転職や転勤、同棲、結婚、子供が出来たなど、人生のキーポイントばかりです。
だからこそ、お部屋探しは重要ですし、探すタイミングが本当に重要になってくるのです!
探す時期によっての違いを簡単に解説
お部屋探しをする際に、時期によって違いがあります。物件が多い時期、交渉が通りやすい時期など、今回は簡単に解説していきます!
- 1月~3月
この時期が1年で1番物件量が増える時期です。新築も1番多い時期になります。
なので、希望の物件が沢山出てくるはずです。ただ、デメリットもあります!この時期は、賃貸不動産業界では繁忙期の時期で、来客数も多く、1番忙しいく1番売れる時期。なので、たくさんのお客様を対応しなければなりません。
そうすると、不動産屋さんの中には、忙しさのあまり予約が取れなかったり、対応時間を割いてくれないなど、ゆっくりお部屋を探す事が難しいです。
それに、探す人も多いので、人気のお部屋はすぐにお申込みがはいり、取った取られたも多いですし、家主様もこの時期はお部屋が決まりやすい事も知っているので、交渉は殆ど通りません。
-
4月~5月
この時期は、物件量が少ない時期です。なかなか希望の物件が見つかりずらいと思います。ただ、この時期は閑散期にあたるので、交渉は通りやすくなります。また、不動産屋もじっくり対応してくれます。 - 6月~7月
物件量はあまり多くはないですが、結婚シーズンで同棲する方が多いので、それを見込んで、ディンクス向け(2人暮らし)の1LDKや2LDKの新築が増えてくる時期でもあります。 - 8月~9月
この時期も物件量は少ないです。お盆もあり、引越しする人も少ないので、不動産業界でも閑散期になります。ただ、交渉は通りやすい時期なので、安く住みたい方にはおすすめですね! - 10月~11月
この時期は物件量が増えてきます。転勤や異動により、引越しをしなければならない方が増えるため、物件が増えてきます。東京に住んていた方が地方へ転勤。地方の方が都内に転勤。そうなると、お部屋の退去が増えるので、新しい募集が増えます。
引越す人が増える=募集物件が増えるになります。 - 12月
個人的にこの時期にお部屋探しをするのがおすすめです!この時期から新築情報も増え物件量も増えてきますし、ライバルも少ないので、ゆっくり探しても希望の物件が見つかりやすいです。年末年始は、年越しムードでお部屋探しをする方も少ないので、不動産屋も時間があり、ゆっくり対応してくれますよ。
いかがだったでしょうか?1年を通して、こんなにも違いがあります。私のおすすめ時期もご紹介してみましたが、ぜひお部屋さ探しの参考にしてみてください。
押さえておきたい!お部屋探しのポイント
お部屋探しのポイントは沢山あり、全部をここで紹介すると長くなるので、今回はお部屋探しサイトやアプリについてアドバイスしたいと思います。
また、殆どの不動産屋がSUUMOとHOME’Sの両方を利用しているので、片方だけに掲載する事は少なく、両方に同じ物件を掲載している事から片方だけ利用すれば、だいたいの物件を網羅できるという訳です。
2つのサイトを毎回検索するのは大変ですし、手間ですから片方だけ利用すれば良いです。
at homeを利用する理由は、地域密着型の昔からの不動産が利用している事がおく、SUUMOやHOME’Sに出てこない物件があるためです。
地域密着型の昔ながらの不動産屋は使い慣れたat homeを利用する方が楽な事もあり、SUUMOやHOME’Sに掲載するだけでもお金がかかるので、at homeにだけ掲載する事が多い事から、at homeは押さえておきましょう。
余談ですが、安くお部屋を探したい方は、スモッカというサイトを利用してみてください。
このサイトは、スモッカ内で検索し、お問い合わせしたお部屋で契約すると、キャッシュバックキャンペーンんを良くやってます。結構、いい金額なので参考にしてみてください。
※時期によって内容が違ったり、やっていない事もあるので注意ください。
まとめ
それでは、最後に重要なポイントをおさらいしていきましょう!
- 単身者(シングル)の方は、1.5カ月前から探すのがベスト!
- 同棲(ディンクス)や家族(ファミリー)は、2カ月前から探すのがベスト!
- 新築に住みたい方は、3ヶ月前から探すのがベスト!
- お申込みから引越しまでの工程期間の10日~2週間!
- 時期によって違いがあるので、自分にあった時期を見極める!
- お部屋探しのサイト・アプリをうまく利用しよう!
これを覚えておくだけでも、お部屋探しが効率よくスムーズに行くはずです。
間違った探し方をしてしまうと、楽しいお部屋探しも、疲れて大変な思いをする事になりかねません。
この情報が、少しであなたのお部屋探しの役に立てば嬉しいです。そして、素敵な新生活が過ごせる事を願ってます。
最後まで読んでいいただき、ありがとうございました!