新築や退去していない空き予定の物件を気に入ったけど、正直、お部屋を見ないで決めるのは怖い。そんな時はどうしたら良いの?
その悩み、私が解決します!
お部屋探を始めて、気に入った物件に問い合わせをしたら、新築や空き予定の物件で、まだ内見できない状況だったなんて事はないでしょうか?
そんな時、あなたはどうしますか?
特に新築物件は最新の設備でお部屋も綺麗で、誰でも機会があれば住みたいと思うでしょう。しかし、新築の場合!完成してから、もしくは完成数週間前からでないと、内見が出来ないところが殆どです。
だからと言って、内見できるまで待ってたら、他の人に物件を取られたなど、悔しい思いをした事はないですか?(退去前の物件も同様)私の周りのは、このような失敗をされている方がたくさんいます。
そうなる前に、知っておくべき事!を今回は紹介します!
これを知っていれば、今後のお部屋探しに必ず役に立つので、最後まで読んでみてください。
本記事の内容
- 先行申込と先行契約の違い
- 先行申込を上手に活用した、お部屋探しのコツ(ポイント)
- 先行申込と先行契約の注意点
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、賃貸不動産総合管理会社に 10年以上、勤務しており その経験から記載しております。
先行申込と先行契約の違い
ここで紹介する先行申込と先行契約の方法は、新築や退去前の物件など、まだ内見が出来ないお部屋を気に入った場合に、その後、どのように手続きを進めればよいかの内容になります。
内見できる物件を気に入った場合は、別の方法で手続きが必要になります。その場合の、おすすめの探し方を別記事でまとめてますので、良かったら参考にしてください。
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それでは、はじめに先行申込と先行契約の違いを覚えておきましょう。
先行申込とは
簡単に先行申込を説明すると、お申込み後、内見をしてから契約ができる方法です。つまり、物件の最終決定は内見後に判断する事ができる方法となります。
では、申込から引越しまでの流れを説明していきましょう。
- 申込
入居申込書を書いて、住みたいという意思表示をし、お部屋を確保してもらう作業です。
※この時、身分証明書がないと、お部屋を確保できないケースもあるので、必ず身分証明書は持参していきましょう。(身分証明書=運転免許証、保険証、パスポートなど) - 審査
申込をした人が、実際にこの部屋に住めるのかを審査する作業。
管理会社及び家主様が、入居希望者を総合的に判断し、問題ないかを審査しています。なので、申込だ物件に必ずしも住めるとは限りません。
※審査については、別記事で詳しく説明します。 - 内見(お部屋の見学)
新築の場合、完成後もしくは、完成数週間前から内見できます。空き予定の物件であれば、退去後すぐ、もしくはクリーニング後に内見できます。
内見ができるようになったら、不動産と内見日時の調整をし、お部屋の最終確認を行います。
お部屋を確認した後、問題なければ契約手続きに進みます。もし、どうしても気に入らないと判断した場合は、キャンセルする事が可能。
※内見後、すぐに返答をしなければならない場合と、2~3日検討時間をもらえる場合と管理会社によって違うので、注意が必要です。 -
契約
内見後、問題なく住みたいお部屋であれば、貸主と借主との間で契約手続きを行います。管理会社にて、建物の詳しい説明、契約内容を説明してもらい、契約書に署名・捺印をする作業。 -
引越し
おめでとうございます!これで、やっとお引越しができます!契約開始日の前日に鍵をもらい、いざ引越しへ!新生活の始まりですね!楽しみましょう!
以上が、先行申込の流れとなります。
先行契約の場合は、事前に気になる物件を確保でき、内見後に最終判断ができる事が大きなメリットです。特に新築の場合は、完成数カ月前から募集が出ますので、内見をしてからの申込をするより、先行申込を利用したほうが、お部屋を取られたなどといった、悔しい思いをする事なくなりますね。
先行契約とは
簡単に先行契約を説明すると、お申込後、お部屋を内見する前に契約手続きをする方法。つまり、先行申込と違って、お部屋を最終確認する前に契約手続きをするので、内見後にキャンセルする事が出来ません。
申込から引越しまでの流れを説明していきます。
※各項目の内容は先程説明たので、省略させていただきます。
- 申込
- 審査
- 契約
- 内見(お部屋の見学)
先行契約の場合、内見はあくまで採寸や状況確認の為なので、内見後のキャンセルはできません。 - お引越し
先行契約の場合は、内見後にイメージと違ったからキャンセルしたいと言ってもできません。すでに、内見前に契約手続きが完了している為です。
なので、どうしてもお部屋を見てからじゃないとお部屋を決められないという方には、おすすめしません。すでに、何回もお部屋探しをしていて、引越しが慣れている方でしたら、ある程度お部屋のイメージがわかるので、そういった方であれば、お部屋が取られる前に先行契約しても良いかもしれません。
先行申込を上手く活用した、お部屋探しのコツ
上記で説明した通り、先行申込を利用すれば、新築や退去前の空き予定の物件でも内見後に契約ができるので、とても便利な方法です。
先行申込を利用すれば、こんな探し方も可能なります!
例えば、ネットでお部屋探しをしていて3ヶ月後に完成の新築を見つけたとします。もしあなたが、そのお部屋をとても気に入ったのであれば、不動産屋に問い合わせをし、先行申込みが可能かを確認してください。
そこで、先行申込が可能なのであれば、先行申込の手続きを行ってください。
理由としては、殆どの場合が、お申込手続きををした時点でお部屋は確保されますので、まず気に入った物件を押さえる事ができます。
※物件や管理会社によって、お部屋を確保されないケースのあるので、注意が必要です。
また、先行申込をし気に入った物件を確保できたことで、安心感もえられます。さらに、今後の部屋探しも、少しは気持ちの面で楽になるからです。
そうしたら、その後は内見まで2カ月から3か月間も時間がありますので、ただ内見を待つのではなく、並行して他の物件も探しておくと良いでしょう!
なぜなら!その間に、申込んだ新築よりも好条件の物件に出会えるかもしれないからです。
もし、好条件の物件が見つかったのであれば、新築をキャンセルして、新たな好条件の物件に申込をして契約手続きをすれば、結果、当初より良い物件に住める事になりますし、良い物件が見つからなかったのであれば、そのまま新築で契約すれば、新築が一番良かったと納得して、新たに引越しができる訳です。
これが、先行申込を利用した上手なお部屋の探し方です。
先行契約は、はじめてのお部屋探しの方にはおすすめ出来ない。
逆に先行契約は内見せずに契約となるため、お部屋を借りる側としては不利な進め方なので、初めてお部屋探しされる方には、あまりおすすめはできません。
すごく気になる物件で、誰かに取られたくないから先行契約を決意し場合は、ネットだけの情報を見て契約するのではなく、可能であれば契約前に現地確認、周辺環境確認、室内の写真や図面をしっかりと確認し、納得してから契約するといでしょう。
先行申込と先行契約の注意点
それでは、注意点について説明します。
・先行申込は、どの物件でも利用できる訳ではありません。物件毎に、先行申込なのか、先行契約なのかは事前に不動産屋に確認する必要があります。
・先行申込は借りる方としては、とても有利ですが、お部屋を貸す方としては不利になります。その事から、先行申込をしていても先行契約希望者がいれば、先行契約を優先され、確保していた物件で契約できなくなる場合もあるので、その点も不動産屋に必ず確認はしてください。
・先行申込は何部屋も申込める訳ではありません。あくまでも1部屋のみです。気になったからと言って何部屋も申込みをする事はやめましょう。
・先行申込の場合、お部屋を見てから契約が出来るメリットがありますが、その反面、契約するまでは確実に引越せると決まった訳ではないので、中には、貸主の都合で新築を親戚に貸すから契約が出来なくなったり、退去する予定だったお部屋が、前の入居者の都合で退去中止により、契約が出来ないといったリスクもあるので覚えておきましょう。
・先行契約の場合、内見した後に「思ったより部屋が狭い」、「思ったよりお部屋が古かった」、「イメージと違った」と言ってキャンセルはできません。必ず事前に確認できる情報は調べておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。先行申込と先行契約があると言う事を、意外と知らない人も多かったと思います。
最後にもう一度、重要なポイントをおさらいしましょう。
- 新築や空き予定の物件の物件で、気になるお部屋を見つけたら、不動産屋に「先行申込」になるのか、「先行契約」になるのかを必ず確認する。
- 先行申込を上手く利用して、自分に合った良い物件を探す。
- 先行申込と先行契約の注意点を理解し、リスクがある事も覚えておく。
新築や退去前の物件だからと言って、内見できるまで待ってから申込をしていては、いい物件は無くなってしまいます。以上の事を覚えておいて、より良いお部屋探しをしてみてください。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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